独断と偏見で考えた、すばらしいビジネスモデル「10のチェックリスト」 【連載:村上福之⑤】
2012/08/09公開
社長業をやっていると、たまに、「こんなビジネスやサービスを考えたのですが、いかがですか?」というご相談をお受けすることがあります。ありがたいことです。
ただ、僕はお金儲けに対する考え方が少し偏っているので、下記のような基準で見ています。よかったら読んでみてください。
まぁ、下記の項目を全部満たす必要はないのですが。いくつかを強烈に満たしていれば良いと思っています。
【ビジネスモデル10のチェックリスト】
(1)初期投資が安い
(2)過剰な在庫を抱えなくていい
(3)必要な人員が少なく、売上に比例して人を増やさなくていい
(4)何らかの参入障壁がある
(5)同じことを毎日やっていればいいし、作業がマニュアル化できる
(6)月間売上[正社員数×百万円]を短期で到達できるシナリオがある
(7)定期収入がある(できれば月額課金)
(8)顧客のターゲットがたくさんいる
(9)安価に顧客に広告や営業など、リーチさせる方法がある
(10)
データ量が少なく、サーバにやさしい
(1) 初期投資が安い
個人的には初期投資は安い方が良いです。最近は、Webサービスなどは、AWSなどクラウドのおかげで初期投資が少なくなってきました。最近のソーシャルゲームは、大規模化してしまい、マジメに作ると、デザインと運用費用と広告費で、初期投資がしんどいかもしれません。
(2) 過剰な在庫を抱えなくていい
一概に過剰な在庫を抱えなくていいビジネスの方が良いと思います。アイテム課金、デジタルコンテンツ、サービス課金などのように、在庫がないと楽です。ただ、デジタルコンテンツなどは客単価が安く、ボリュームを稼がないといけないので、諸刃の剣ですね。
最近、デジコンやWeb上のサービスばかりなので、つまんないといえばつまんないですけど、在庫をあまり抱えないか、まったく抱えないモデルは大事だと思ってます。
(3) 必要な人員が少なく、売上に比例して人を増やさなくていい
コンサルティングや受託請負などは、単価は高いのですが、最大売上が「雇った人数」しか儲かりません。少人数の時は良いのですが、ある程度の人数が増えるとしんどいように思います。
「受託会社を3人くらいで始めて、すっごい儲かったので、10人くらいに増やしたら赤字になった」というのはよくあるストーリーです。本当に儲かるものは、人員に比例せずに、お金が増えていくモデルなんじゃないかと思います。商社や金融系のお給料が高いのは、そういうところですね。
(4) 何らかの参入障壁がある
参入障壁があることは大事です。例えばモバイルコンテンツビジネスで、過去を含めて儲かる順に考えると、参入障壁が高いものほど良いように思います。要するに、誰かが後で手を出しにくいモデルであることが大事だと思ってます。
例えば、過去のモバイルコンテンツで審査が厳しい順に並べると、僕の偏見だと以下の順番になります。
公式コンテンツ>モバイルソシャゲ>iPhoneアプリ>androidアプリ
(新規のガラケー公式コンテンツは、もう未来はないですが、過去10年、多くのIPOを生み出したのは事実です)
見れば分かるように、審査が厳しい方がビジネスが回りやすかったのは事実です。結局は参入障壁や審査がある方が良かったりします。もっと言うと、保険や金融や通信や放送は、免許制が多いですね。こういった業務も参入障壁があるわけで、入るまでは難しいのですが、競合も少ないので良かったりします。
(次ページに続く)
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